iPad proはDTMerにとっても良いデバイス!
ボクはiPad Pro(第3世代/12.9 inch/1TB/Wi-Fi+Cellular)を手に入れているわけなのですが、コイツのメインの使い道はボクの趣味のひとつであるDTMだったりします。
「年内にアルバムをリリースするのが今年の目標」とここ3年くらい公言して憚らないわけですが、普段気合い入れて楽曲製作するときはMacbook Pro(Mid 2018, 15-inch)を使っています。
……が、コイツはアチコチでいろいろなことに使っているので、「あ、曲のモチーフ思いついた」って時にサッと使える状況になかったりすることもしばしば。
そこで活躍するのが、iPad pro![1]常に持ち歩けて、使いたい時にすぐ使える!ステキ!……って目論見な訳です。
ボクの環境はこんな感じ
中核にはiPad proが鎮座しているとして、それ以外の環境はどうなっているか……ってあたりを紹介しておきます。
ハードウェア面
ハードウェア面ではMacbook Proで音楽製作するときと大差なかったりします。
- Apple/iPad Pro
- Steinberg/UR44(Audio Interface)
- Native Instruments/ KOMPLETE KONTROL S49 Mk2(MIDI Keyboard)
- Yamaha/THR 10 Ver.2(Guitar Amp/Audio Interface)
こいつらをUSBハブを介して全部繋げると、iPad Proで外部キーボードもオーディオインタフェースも使えて最高のDTM環境が整うわけです![2]写真にはeLicenserとiLok2キーが移ってますが、こいつらはiPad proでは使えません
ちなみにKOMPLETE KONTROLはバスパワーで動きました。iPad proからはただのMIDIキーボードとしか認識されないので、トランスポート系のボタンとか[3]再生や停止なんかのコントロールねは一切機能しません。ちょっと残念(´・ω・`)
……が、ちょっと動作が不安定だったりするので、KOMPLETE KONTROLかUSBハブに電源繋げた方が良いかもしれません。
ボクはUSBハブとしてllanoのLJN-TZW005ってUSBハブを使ってますが、こいつのPD2.0ポートにMacとかの電源を繋いでやるとすごい安定して動いてくれました。
ソフトウェア面
ソフトウェア面……っていっても結局はiOSのアプリに何を使ってるか……ってアレなんですけども。
ボクはMacbook Proで音楽製作するときCubaseを使っているので、そいつとの連動がカンタンになるようにCubasis 2をメインに使っています。
UR44からのオーディオ入力もできるので、ボーカルやギター録りなんかもいけます。
ちゃんと試してないですが、GarageBandでも使えるっぽいです。とりあえずKOMPLETE KONTROLの入力は受け付けてくれました。
他にもSteinbergのNanologueも使えました。
……が、外部のキーボードから入力を受けるためには、一箇所設定が必要でして……。「Setup > Enable MIDI Input」をOnにしてあげる必要があります。
ちなみにこれを一度Onにすると、バックグラウンドに回ってもMIDI Inputを受け続けるっぽいです。ので、不要になったらOffにしないと延々とNanologueの音が鳴り響いて困惑することになります(´・ω・`)[4]ボクは困惑しました
どれだけ使えるの?
「使えるのは分かった。で、それはどのレベルなの?」って話な訳ですが……。
ジャンルによってはこれだけでいけるかも……って感じですね。
Cubasis 2にはMicro SonicというHalion Sonicベースのマルチ音源が入っているので、そこそこの音でシーケンスは打ち込めたりします。ので、ダンス系とかシンセバリバリ系だったら、そこそこのレベルまで行けるのではないかと。
あとはオーディオも良い感じにレコーディングできるので、マルチトラックレコーダー代わりに使うというのも悪くないかも。バンド一発録りは厳しいにしても、オーディオメインの曲作りならオススメできます。軽いしね。
打ち込みのオーケストラとか、ピアノ一本で聞かせる……的な、生音シミュレート大事!な環境は無理。……だけど、後でCubaseで音源差し替え前提として、スケッチ用に使うのはアリ。
まあ、「当方プロ志向」な方面にはメインとしては使いにくいけど、カジュアルに音楽を楽しみたいとか、パソコンよりも手軽に使えるスケッチ環境が欲しいって人にはマッチしてそうな感じですね。