どれが良いか悩むよね(´・ω・`)
DTMの世界において、最初のうちは「別にリアルタイム入力とかしないからいらねぇよな……」と思っても、時間が経つごとに欲しくなるものNo.1といえばマスターキーボード[1]別名MIDIキーボード。
ボクみたいに鍵盤楽器が弾けない打ち込みOnly勢であっても、あるとなにかと便利ですよねぇ……。
製品自体はいろいろな会社から発売されていて、値段も機能もピンキリ。どれをチョイスするのか頭を抱えているDTMerも多くいるのではないかと思います。
ちなみにボクは、これまでKORG社のmicroKEY2(25鍵 Ver.)というものをチョイスしていました。
microKEY2 - COMPACT MIDI KEYBOARD | KORG (Japan)
デスクトップでもモバイルでも気軽に音楽制作をしたい。一番シンプルで使いやすいMIDIキーボード。microKEY。
MIDI入力にフォーカスを絞った製品で、価格も安く付属のプラグインもイイ感じのがついていてなかなか良い製品だなと思って使ってました。
が、そこそこ長く使ってきたのもあって最近壊れてきましてorz
DAWのコントロール機能なんかが皆無だったりするのもあって、もうちょっと作業効率のよくなるブツが欲しいなぁ……なんて思いが沸々と湧き出てきていたのですが……。
つい最近、すげぇブツが機材リストに追加されることになりました!
Native Instruments社のKOMPLETE KONTROL Sシリーズ!(以下、KKS)
Komplete : 鍵盤 | 製品
KOMPLETE KONTROL S-Series keyboards turn KOMPLETE Instruments into a unified, intuitive, and inspiring playing experience.
ボクの手元には、49鍵 Ver(S49 MK2)があるわけですが、これかなり良いですね!……って感動した気持ちを、何も考えずに文章にしたのがこちらのエントリです。
ボクがKKSを気に入った理由
開封の儀[2]本体とUSBケーブルとKOMPLETE 11 Selectのシリアルくらいしか入ってないよやレビュー[3]まあ、この記事自体レビューといえばレビューだけどなんかはもういろいろな人がやってるんで……。
ボクがKKSを気に入った理由をテキトーに書き連ねていこうかと思います!
DAWを高度にコントロールできる!
KKSからはDAWをコントロールすることができる!……ってだけなら他にもできるキーボードはあると思うんですけど、KKSは「高度に」コントロールすることができるのです。
だいたいの場合、トランスポート——再生や停止、録音などのコントロールができるだけだったりするんですが、KKSの場合特定のDAWに対してミキサーコンソール(ボリュームやパン)のコントロールまでできるという優れもの!
パソコンで動いているDAWを操作する頻度が結構減るので、同じ作業をするのでもスピーディーにできるのはかなりステキ☆
マニュアルによると、現時点で「高度に」コントロールできるDAWは下記のブツだけみたいです。
- Logic X 10.3.1以降
- GarageBand 10.2.0以降
- Ableton Live 9.2.3以降
- Cubase Artist / Pro 8.5以降
- Nuendo 7.1.35以降
ボクはCubaseユーザーなので「高度な」コントロールが使える!ハッピー☆
音源を横断して音色を選べる!
DAWで曲作りをするにあたり、VST Instrument(VSTi)を使用するケースが大半[4]生音だけで曲作るとかでなければだと思います。
DAWでトラックを追加したら、普通のVSTiをセットするのと同じ要領で「KOMPLETE KONTROL」(以下、KK)を読み込ませればOK。KKを読み込んだトラックにおいて、KKSからプラグインを呼び出したり差し替えたりできるようになるのです!
この時、パソコンでの操作はいらないという!
まあ、制限事項はあって、NKS(Native Kontrol Standard)という規格に沿ったプラグインである必要があります。Native Instruments社制のプラグイン以外にも、ArturiaやWaves、Outputなど、75社以上のメーカーからリリースされているNKS対応プラグインも同列に使えます。
Nks
Native Kontrol Standard (NKS) makes it easier to browse, play, and control hundreds of instruments and effects, from over 75 different developers. It's basically an extended plug-in format that connects software instruments and effects seamlessly to NI's KOMPLETE KONTROL keyboards and MASCHINE hardware.
通常は使いたいプラグインを選んで、音色決定……という流れですが、KKSとKKのコンビネーションを使うと、使いたい音のカテゴリ選択をして好きな音色を探す……というフローになります。
もちろんNKS対応のプラグインに限りますが、このとき全対応プラグインを横断してサーチかけてくれるので、思わぬ発見をすることも!
音色プレビュー[5]事前に専用のサウンド集を事前にセットアップしたりする必要はあるけどなんかもできるし、一連の操作をKKSだけでできる!……というのはなかなか快適です。
本体中心、2基のディスプレイ下にある8つのタッチセンシティブなノブへ、自動的にパラメタがアサインされたりするので……。もう、細かいこと考えなくてOK☆
NKS非対応なプラグインであっても(親切な配置にはならないけど)こういったコントロール部は機能する(らしい)ので、非対応なプラグインを使いたい時も安心ですね☆
キーボード周りがサイコー!
鍵盤弾ける人にとっても、そうで無い人にとっても、キーボード周りの機能というのはとても大事です。効率的に入力するためには、一番大切な部分ですからね。
KKSはあのゆーめーなFater(ファタール)社製[6]キーボードに詳しい人には有名らしいですねのせみうえいてっどけんばんをさいよーしているので、きーたっちがとてもいーかんじです。
まあ、冗談抜きでキータッチはかなりイイ感じ。「ピアノ感」を求めている人にはアレかもですが、重すぎず軽すぎずで入力しやすいですよ〜。
キー上部にあるLED——Light Guideってのがまた便利!
最近の音源だとキースイッチ[7]鍵盤を押すと音が鳴る代わりに音源をコントロールできるがわんさか含まれていたりしますが、対応音源の場合綺麗に色分けされてこのLEDが光るので、視覚的に認識できてとても便利!
鍵盤苦手勢に対しては、Smart Play機能が強力サポート!コード入力が簡単にできたり、スケールに沿った入力が簡単にできたり、自分の実力以上のことが簡単にできるのが便利!
ケーブル一本でOK
結構高機能なんだけど、こればUSBバスパワーだけで動く[8]一応、別売りでACアダプタが用意されているらしいという驚愕の事実。
パソコンとは付属のUSBケーブルで繋ぐだけでOK……。すげぇ(;´Д`)
ボク的にはイチオシなKKS!
値段が高めだったり、KOMPLETE/KOMPLETE ULTIMATEなどのNKS対応プラグインが大半を占めていないとあんまりありがたみがなかったり[9]便利さが半減するのでしますが……。
それを差し引いても、KOMPLETE KONTROL Sシリーズはいいマスターキーボードだと感じます!
下記の条件を満たす方/これから満たす予定の方にとっては間違いなくオススメできる一品ではないでしょうか。
- KOMPLETE / KOMPLETE ULTIMATEなどNative Instruments社製品を多く持っている
- NI社以外のNKS対応のプラグインをメインに使っている
- DAWとしてLogic X / GarageBand / Ableton Live / Cubase / Nuendo を使っていて、できるだけキーボードからコントロールしたい
- 光り物が好き
ちなみに便利に使うなら49鍵以上をオススメします。できれば61鍵以上かな〜。キースイッチなどが低音側にいるので、25鍵とかだと使いにくさを感じるケースがあるかと!
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