ギター教室に通ってるんですよ
ここ最近……ってほど最近ではないですが、ギター教室に通い始めてます。
経緯を話せば長くなりますが、元々「ギターとか興味あるなぁ……」とか思っていたんですよね。そんなある日、会社の人にギターを譲っていただける機会に恵まれて、「このままだと三日坊主になるよな〜」からの「そうだ!ギター教室行こう!」ってのが、大まかな流れ。
まあ、その裏には妻からの後押しがあったりもしましたが、いろいろとタイミングが重なって……という感じです。
楽器が弾けないけど曲は作れるんですよ
昔から「曲作り」はやっていたわけですが、実のところ「楽器が弾ける」わけではなく。。。
まあ、25鍵のMIDIキーボードやシンセサイザーとかは持ってたりしますが、単なる入力デバイスにすぎず「演奏する」とはほど遠いレベル。そんなバックグラウンドもあって、「なにか弾ける楽器があったら〜」とか「自分の曲にギターとか入れたいかも〜」的なモチベーション……ですかね。
こういうこと言うと世界中からお叱りを受けそうですが、「売れる音楽」とか「ちゃんとした音楽」を作ろうとしなければ、要は「自己満足な音楽」でいいんなら楽器が弾けなくても作れるんですよね。曲って。
2つの異なる音の差が認識できて、どのタイミングでどの音をどれくらいの長さ鳴らしたいかが考えられれば。端的に言えば、鼻歌でデタラメな曲が作れれば、後はツールの問題なわけで。
……そんなスタンスとレベル感のボクですが、まあギター教室は楽しく通ってます。
なかなか難しい
平日はなかなか練習できない……ってのと、休日も結構練習できない……ってのもあって……。思うようには上達しないですね〜ってのはよく思うですよ。それでも、ギター持てるし、ピックの持ち方とか覚えたし、ネックをどう押さえると音が鳴るかは少しだけ覚えたし……っていうので、ちょっとずつは前進しています。
「どう押さえると音が鳴るか覚えた」といってもパワーコードの一部とか普通の(?)コードのうち4つくらいにすぎないので、「弾ける」と言えるまでには到達していませんが ;-p
なんとな〜く、ギターで自作曲っぽいフレーズが弾けたり、自分の曲の中でフレーズ入れて見ようかなと思えたり、ギター打ち込むときに「本物」を意識してできそうな気がしてきたりで。
……まあ、そんな気分にはなってきているわけです。
久々の「人に教わる」感覚
「久々にプライベートなブログ書いてみようかな〜」と思い立ったのは、「そういえば久々に人に教わる経験をしたな〜」って思ったのがデカイです。
まあ、仕事をしていたらいろいろと人に教えたり教わったりすることはゼロじゃないんですが、なんとな〜くすでに持っている知識と組み合わせて「アタリ」が付けられたりするじゃないですか。なんていうか、「1から8」くらいの「教わる」って感じのヤツ。
でも、ギター教室で感じた「教わる」はそれとは違って、「0から1」くらいの「教わる」って感じがとても刺激的。
何も知らないから「アタリ」もつけられないし、理解した「つもり」ってのも頻繁に出てくるし、及第点どころかゼロ点から数えた方が早いレベルだし、「分からないことが分からない」こととかザラだし。
(できる人から見れば)「あるある」な小さな挫折と小さな成功が繰り返し訪れて、なんかスゴイ懐かしい新鮮さを感じるわけです。
想定外の収穫
あと、ギターの先生の教え方とか振る舞い……ってのもとても勉強になったのが思わぬ収穫。
どういう風に言えばわかりやすいかとか、どこでハマるか事前に予測してどうフォローするかとか、どう緊張をほぐすのかとか、どうモチベーションを維持させるのかとか、どう次のステップに持って行くのかとかとか。
きっと、いろいろ経験されて、お考えになって、数多くの試行錯誤の中、このスタイルなんだろうな……って。
これらについては、コッチが勝手に妄想しているだけだけど、そういう風なものに触れられているのも思わぬ収穫だな……って。
全くのゼロだから得られること
今のボクが「大人」かどうかはさておき、大人になるにつれて昔当たり前だったことが当たり前じゃなくなるんだな、と。
まあ、それが「あたりまえ」のことなのは頭では分かっていましたが……いや、わかった「つもり」になっていましたが、なんかここ最近ちゃんと理解できた。そんな気がしています。
今ボクができることはほんのごくわずかですが、いつか「ギターが弾ける」と自身を持って言えるようになったときがきたら、また違う感覚になるのかなぁ……。