phpMyAdminはいろいろ面倒だった……
Wordpressを運用していたりテーマやプラグインの開発をしていたりすると、WordpressのDBをいろいろ弄りたくなるシチュエーションに遭遇する。トラブルシューティングの時なんかもそうだよね。
で、大抵の場合そういう用途だと、MySQLのCLIクライアントを使ったりphpMyAdminを使ったりするのが定番だとおもう。けど、MySQLのCLIクライアントが使えなかったりするケースもあるし、phpMyAdminを導入するのがすごく手間だったりすることもある(*1)。
そんな場合でも比較的簡単に導入できるものがある。それが「Adminer for WordPress」。バックアップなど特定用途に特化したものはいろいろ選択肢があるけれど、DBを自由に弄りたい場合はこれ一択っぽい。
元々、「Adminer」というphpMyAdminの代替となるプロダクト(*2)があるのだけれど、それのWordpressプラグイン版がこれ。
インストールしてみる
まずWordpressの管理サイトにログインする。ログインしたら、左ペインのメニューから「プラグイン」(*3)をクリック。
「新規追加」をクリック。
テキストボックスに「Adminer」と入力し、「プラグインの検索」をクリック。
一覧に「Adminer」と出てくるので、「今すぐインストール」をクリック。
確認のダイアログが出てくるので、「OK」をクリック。
しばらく待つとインストールが完了する。「プラグインを有効化」をクリック。
使ってみる
Adminerを使うには、左ペインのメニューから「ツール」をクリック。
サブメニューに「Adminer」という項目があるのでクリック。
下記のような画面になる。「同一タブ内に表示」か「新しいタブに表示」をクリックする。ご覧の通り、日本語化されているのでとても使いやすい。
すると下記のような画面になる。Wordpressが使っているDB内のテーブル一覧が表示されているのが分かる。テーブル名の所をクリックすると詳細の操作が行える。
最初は「構造」が選択された状態になっている。
「データ」をクリックするとこんな感じ。ここから各レコードについていろいろな操作ができる。
「テーブルの変更」をクリックするとこんな感じ。いわゆるUPDATEができる。
「項目の作成」をクリックするとこんな感じ。いわゆるINSERTができる。
……と、テーブル中の各レコードに対して、一般的な操作が比較的簡単に行えるようになっているのが分かると思う。
続いて、左ペインにある機能を見てみる。
まずは「SQLコマンド」。任意のSQLを実行することができるらしい。
続いて「インポート」。適当な名称のファイルにSQLをまとめて書いておけば、それを実行することができる。
続いて「ダンプ」。いわゆるエクスポート処理。様々な条件でDB中のデータをエクスポートできるので、バックアップ目的などにも使えるかもしれない(*4)。
最後に「テーブルを作成」。いわゆるCREATE。
使いどころを間違えなければ便利そう
と、結構便利なこのプラグイン、使いどころを間違えなければかなり便利だと思う。インストール自体もお手軽にできるので、必要になったときにインストール&不要になったらアンインストール(無効化)なんて運用もありかもしれない。
特に共用サーバ系でWordpressを運用しなければいけない場合で、SSHでMySQLのCLIクライアントなんて使えないしphpMyAdminのインストールとかもメンドクサイ……なんて時に重宝するんじゃないかなとボクは考える。
*1:共用サーバ系で運用している場合などね
*2:1ファイルのみなのでデプロイも簡単だし、MySQLの他にPostgreSQL、SQLite、MS SQL、Oracle、Simple DB、Elasticsearch、MongoDBにも対応してるぜ!……ってのがウリっぽい
*3:http://www.chuya-online.com/の運営会社さんの話ではない
*4:自動化はできないのでそういう運用にしたいなら別なプラグインを使うのが吉