VOCALOIDを使い始めてから気づいたこと
「初音ミク V3 バンドルをゲットしたよ! 〜 開封の議 〜」と「初音ミク V3 バンドルをゲットしたよ! 〜 初期設定の議 〜」ってエントリを読んだ人はご存じの通り、VOCALOID 3の初音ミクさんをゲットした私。早速使い始めてみるわけですよ。
テストも兼ねて、古い曲を近代化改修するかたちでやってるわけですが、ここしばらくVOCALOID自体に触れていなかったのもあって、手探り状態なわけで。で、「そういえば、まともにVOCALOIDパートを打ち込んだ事ってなかったな」ということに気づくわけです。
っていうのも、今までは伴奏の類はMIDIなCubaseなプロジェクトで、VOCALOIDはVOCALOID EDITORで「何となくイイカンジに聞こえるなー」ってレベルになるまで打ち込んで、それらをWAVに書き出してWAVをMixするためのプロジェクトを別途作っていぢる……って感じだったんです。
音量調整とか表情付けとかは後者のプロジェクトでやっていたので、MIDIレベルでは音量が小さかろうが、のっぺらぼうだろうが気にしないスタンスを貫いてました。
それじゃいけないだろうと思い立つ
で、まあ、それでも今までは不自由してなかったんですが、せっかくだからちょっとまじめに調べてみようかと思い立ったんです。例えば、「打ち込んだけど、ミクの音量が小さくて泣きそう」とかいう悩みはあったんでね(*2)。
結論から言えば、打ち込みの段階である程度調整できる……ってかするべきなんですよね。この手の悩みって。どうやるかっていえば、「コントロールパラメタ」ってやつを弄ればいい。
先の悩みを例にすれば、「VEL(*3)を弄れば音量上がるじゃん!」ってことで……はないんですよ。これが。
コントロールパラメタを使いこなせ!
いやいや、VELって音量じゃん!……って思ってたんですが、VOCALOIDの世界では違うんですってよ!知ってました?奥さん!
このサイトによると、「VELってのは子音の長さを調節するもんだ!」ってことと「音量が小さい?DYN(*4)を調整しろって言ってんだろボケッ!」ってことがわかるわけで。動画を見ると、最低でもなんとなくは分かるかと思われ。
おー……ずっと勘違いしてたカモ。
ちなみにこのサイト、VOCALOID EDITOR向けのネタではあるものの、Piapro Studioなんかでも役に立ちます(*5)。まあ、VOCALOIDのパラメタの話なんで、当たり前といえばそうなんですが。
ボク的結論は何なのさ?
まあ、全部を使いこなせたらそりゃあすげぇことになるんでしょうけど、ボクには無理。ってことで、
- コントロールパラメタはDYNを調整
- その他のパラメタは気になったら調整
- 後はビブラートを調整
ってスタンスでいこうかなって。ビブラートはコントロールパラメタじゃないけど、簡単に修正できるし、違和感感じやすいところなので念頭に置いておくことに。
もともと、VOCALOID 3になってから普通に意識しなくてもそこそこ行ける感じになったような印象を持っているので、素人考えでヘタに弄るよりはいい結果になりそうってのもある。表情付けるだけなら、歌声ライブラリを切り替えるって手も使えるしね。
まあ、慣れてきたら別だけど、「とりあえずDYNで音量調整、表情付けるのはこれだけ!」って決めた方が気も楽だし。……っていう自己弁護。
*1:伴奏パート
*2:むしろこの悩みがあったので、WAVにしてからエディットしてたっていうね
*3:ベロシティね
*4:ダイナミクスね
*5:ついでにいうとVOCALOID 2とかでも役に立つはず