ABC(*1)の9日目。共通テーマは私が開発している「Risouto」についてです。
まずはサンプルコードを見てみよう
前回までにRisolutoのインストールが完了しているはずなので、その環境を使ってRisolutoをどう使えばいいのか……という点について見ていこうと思う。とはいえ、ただ闇雲に手を出してもカオスな未来が待っているだけなので、まずはサンプルコードを見ていくことにしよう。
URLの指定方法
「Risolutoを使うためのヒント」という項目の所にリンクが2つあるのに気づいているかと思う。まずは「URLの指定について」というリンクをクリックする。
すると下記のようなページが表示される。ここにはTips的な内容が書いてあるんだけれども、Risolutoを使う上で重要な要素が含まれているのでよく読むことをオススメする。
まあ、端的に言えば、URLをどう指定すればどのアプリケーションを呼び出すことができるのか……という点について書いてある。この内容をマスターするだけで、「単なるホームページ」レベルの何かは作ることができるようになるはずだ。
アプリケーションへの値の受け渡し方法について
元のページにもどって、「アプリケーションへの値の受け渡し方法について」の方のリンクをクリックしてみる。すると下記のようなページが表示される。
こちらはもうちょっとアプリケーションらしいサンプルになっている。
まあ、アプリケーションといえば、GETやPOSTで様々なデータを得るのが普通。このサンプルではそれをするための方法について書かれている。
たとえば、このページに書かれているものを参考に、「http://localhost/?seq=Sample_Sample2.param1.param2¶m3=param4」というURL(*2)にアクセスしてみる。
すると下記のような表示になる。アプリケーションにURLで指定した値が渡されているのを視覚的に確認することができるはずだ。
ここで大事なのは「?seq=」という部分が呼び出すアプリケーションの指定であること。そして、その中の「_」はディレクトリセパレタであり、「.」はパラメタの区切りとして解釈されるということである。なお、普通の「&key=val」形式で指定すれば、そちらもアプリケーションで使うことができる。
POSTで値を渡したいときも普通にやればいい。この画面の「POSTで渡された値の表示」という項目に、テキストボックスとSubmitボタンが置いてあるのが見えると思う。そのまま「POSTする」のボタンをクリックすると、下記のように表示される。
今テキストボックスに入力した値が、画面上に表示されているのが分かると思う。
ここまでについてはWebアプリケーションを一度でも作ろうとしたことがあるのなら、大して難しい話ではないはずだ。外から見える範囲で言えば、URLの指定方法が少々特殊な事以外、新しく覚え直す必要のあることはない。
「外から見える範囲では」とわざわざ書いたのは理由があって、外から見えない範囲……すなわちこれを実現するためのコードについては、少々覚えなければならないことがある。この点については、また明日紹介しようと思う。
*1:アドベント・ぼっち・カレンダーの意
*2:当然のことながら「localhost」の部分は各自の環境に合わせて読み替えて欲しい