2014年6月23日月曜日

夢メモ:「標的」

たまーにスゴイ鮮明に覚えている夢ってあるよね


普段夢の内容なんて覚えてもいないのに、たまにスゴイ鮮明に覚えていることがある。いつもは荒唐無稽な内容なのに、たまに理路整然とした内容だったりする。まあ、そんな経験のある人は多くいることだろうと思う。

今日見た夢はまさにそんな感じで、とりあえずメモってみたのがこれ(*1)。夢というのは自分の経験や考えなんかが現れるものだと聞いたことがあるので、たぶんどこかで見聞きしたストーリーそのままなんだろうなと思いつつ。

ちょっと厨二病チックというか、世にも奇妙な物語風というか、ショートショート風というか、まあそんなので印象に残ったのもあり、ブログのネタにしてみようかと思った次第です。はい。



本編はこちら


とある街に飲食店を営む「夫婦」がいた。「夫婦」には「実子」がいたが、ある理由で「兄」と「妹」の二人を養子として迎え入れていた。

一見、幸せに満ちあふれた「家族」にみえる。しかし、その幸せは「兄」の犠牲の上に成り立っていた。家にも学校にも居場所がない「兄」は、やがて肉体的にも精神的にも限界を迎え、夕暮れの街に一人飛び出した。

あてもなく彷徨う「兄」。気づけば見知らぬ景色が広がっていた。歩みを進めるうちに街灯がスポットライトのように「兄」を照らす場所にたどり着いた。その瞬間、目の前に妖美な女性が現れたことに気づく。

「兄」が抱いた恐怖心を消し去るかのように、その女性はゆっくりと優しく話し出した。私は「魔女」である、と。

「魔女」は「兄」に問いかけた。

幾千の「代償」を払ったとしても、その胸中に秘めた願いを成し遂げるのかと。

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あの日からほんの少しだけ時間が過ぎた。何気なくテレビに気を向けると、ニュースが流れているようだ。

ある学校である生徒が突然苦しみだし、病院に搬送されたがまもなく死亡。この学校では同様の事件が連続で発生しており、警察は事件性がないか慎重に調べを進めているとのこと。

飲食店を営む「夫婦」が子供を残し突然失踪した事件に進展があった。「夫婦」は市内の山中で保護された。 発見された当初は、意味不明なことを大声で叫んでいたが、突然意識を失ったという。救急搬送され、今後精密な検査が行われるらしい。

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次のニュースが流れようとしたとき、テレビの電源は切られた。願わくば最後まで見届けたかったが、時間がない。

あの日と同じように、街へ歩みを進める。表情は明るく、足取りは軽やかだ。しばらくして、あの場所にたどり着いた。どうやら彼女のほうが早かったようだ。

彼女は囁くように語りかける。「さあ、いこうか」と。二人は歩き出す。

二人の影が街の喧騒に溶け込もうとしたとき、かつて「妹」であったらしい存在とすれ違った。「それ」は何か言いたげに二人を見つめていたが、瞬きをした瞬間に消えていた。

二人がどこに向かうのか。それは誰も知らない。かつて「兄」だったはずのそれは、ただ「魔女」に従うだけだ。

「魔女」は迷うことなく足を進める。まるで、次の「標的」に導かれるかのように。


*1:実際にはもうちょっと具体的な内容だったけど、残虐描写なアレなので少々調整している

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